前回、私どもで取り扱う保険会社3社の「医療保険」を、保障内容を極力合わせてプランを設計すると、お客さまは大抵1社の「医療保険」だけを選ばれるとお伝えしました。
その理由は保険料にあります。
掛け捨てが基本の「医療保険」です。
まったく同じような保障内容でお支払期間も同じ。
違いを見つけるのがムズカシイような保障内容で、月々の保険料が5,000円と6,500円だったら、誰しも5,000円の「医療保険」を選ぶ方が一般的。
わざわざ高い保険料(掛け捨てが多い方)を選ぶ人はいないでしょう。
では死亡保障はどうでしょうか?
じつはこちらも商品によってお客さまの選択に、かなりの偏りがみられます。
例えば「変額保険」。
「変額保険」とは投資信託のような資産形成効果(積立金が投資により増える可能性がある)が期待できる生命保険商品の一種です。
「投資信託に”死亡保障”が付いた生命保険商品」
そう思ってもらえればわかりやすいでしょう。
最近ではようやく日本銀行も金融政策の転換を表明し始めましたが、これまでのマイナス金利政策により保険会社ではお預かりした保険料の運用を、外貨建ての債券や投資性商品にシフトすることで活路を見出してきました。
その時流は各社に広がり、今となっては保険会社を代表する”看板商品”にまで登り詰めます。
私どもでも2社の「変額保険」を取り扱っていますが、死亡保障と同時に資産形成が期待できるとあって人気の高い商品です。
ただこちらも2社の設計書を同時に並べてみれば、その違いに誰もが簡単に気づくことでしょう。
そしてお客さまが選ばれるのも、大抵は1社に絞られます。
理由は保険金額の違い。
「変額保険」は終身タイプもありますが、その資産形成効果を期待するなら有期型、つまり満期で積立金を受け取っていただくことに大きな意味があります。
いわば”お子さんの教育資金作り”とか”老後の生活資金作り”みたいな、将来の明確な目的のためです。
満期時に積立金が想像以上に増加した時の喜びを、リアルに実感できるかもしれない保険商品が「変額保険」でしょう。
ただちょっと注意が必要なのは、「変額保険」は満期時の受取金額を決してお約束するものではありません。
そのかわり、死亡保障金額は決まっています。
基本、その死亡保障金額が満期時の基準の払戻金として設計されていますが、その基準金額が満期時に80~100万円ほど変わってきたら、みなさんはどちらを選びますか?
たとえば、同し保障期間で毎月同じ保険料でもA社の「変額保険」は満期時の基準金額が300万円。
かたやB社は満期時の基準金額が400万円だったら?
もっとわかりやすくお伝えすると、2社とも保障期間(積立期間)は20年に設定。
保険料はどちらも月々10,000円。
20年後に満期を迎える時の基準金額がA社は300万円。
B社は満期時の基準金額が400万円。
アナタならどちらを選びますか?
というよりも、この内容だったら迷う必要がありますか?
答えは自ずと出ているような。
最近、各保険会社での主力商品である「変額保険」ですが、私どもで取り扱っている2社の「変額保険」だけでも受取金額にこれほどの開きがあります。
もし保険屋さんに「変額保険」をお勧めいただいているとすれば、1社に限らずいろいろな保険会社の「変額保険」を比較してみるのが得策でしょう。
もっと詳しく知りたい方は生命保険代理店 SMILE AGAIN まで。