積立投資がだいぶメジャーになってきた今日この頃。

ただその積立投資において、最近妙に感じるところがあります。

それはYouTube界隈に出没する投資家たちに後押しされた”パッシブ(インデックス)運用信者”が増えたこと。

もちろん積立投資を「バランスファンド」や「債券ファンド」で始めること自体は論外です。

だからといって積立投資ならe○AX○Sの「S&P500」だの「オール・カントリー」だのと、パッシブ(インデックス)運用ファンドを呪文のように唱える人々が増えてきたように思われます。

それって別に間違いだとは思っていません。

思っていませんが、過去に「投資信託」から「変額保険」等の投資・運用商品を取り扱ってきた者からすれば、いささか「投資系YouTuberに影響受けすぎなんじゃないの!」という気にもなってきますが。

だからパッシブ(インデックス)ファンドを選ぶこと自体、それが「間違いだ!」って言っているんじゃないですよ。

それはそれで積立投資におけるファンド選びの選択肢の一つ。

とりあえず積立投資を始めたはいいものの、どのファンドを買っていいかわからず「バランスファンド」や「債券ファンド」なんかで始めてしまうよりずっとマシな判断ですから。

ただパッシブ(インデックス)ファンドも株式ファンドの一部であって、そればかりが”正解”というワケではありません。

投資系YouTuberの中でも否定的な意見が多い「アクティブファンド」だって、ビックリするような運用実績を残していますから。

2018年から始まった「つみたてNISA」に代表される資産形成への新時代。

直後にやってきた「老後2000万円不足問題」や「増税」。

そして急速に進む「物価高(インフレ)」。

そんな時代背景を背負いながら積立投資を成功に導くキーワードは、決して一つではないことをお忘れなく。