昨日までの晴天がなくなり、どんよりとした曇り空と冷たい空気が広がる2020年の1月3日となりました。

2020年も早いもので3日目が過ぎようとしています。

昨年の1月3日というと日本がまだ寝静まる1月3日の早朝、為替相場では「フラッシュ・クラッシュ(瞬間的におこる大幅な急落)」がおこりました。

日本ではお正月3が日は株式市場や為替市場はクローズしておりますが、ロンドンやニューヨークでは1月1日だけクローズで1月2日からは取引が始まります。

大統領選からの公約であるメキシコ国境に壁を作り、移民の入国を阻止しようとしたトランプ大統領。

だだアメリカの連邦議会からメキシコ国境に壁を作る予算が思うようにおりてきません。

議会からおりてくる予算では納得がいかないとして、業を煮やしたトランプ大統領は議会を通過した予算に大統領としての署名を拒否。

2018年12月22日から予算のおりてこない一部政府機関が閉鎖に追い込まれる事態に発展しました。

閉鎖に追い込まれた政府機関の状態に敏感に反応したのが金融市場です。

クリスマスバケーションシーズンであるこの時期に、株も為替も急降下を始めます。

相場の流れは悪いまま年末に。

そして2018年の年末の下落相場を引きずったまま2019年のニューヨーク為替市場が幕を開けました。

1月2日のニューヨーク為替市場で取引開始から数時間後、前日のアップル社の業績悪化見通しなども引き金となりヘッジファンドによる(?)超大型のドル売りが炸裂。(本当のところ真実はわかりません)

1ドル109円台から一気に104円台まで下落。

ただでさえ日本市場が休日の相場は円高に振れることが多いのですが、お正月に円に対してドルが5円以上も下げていくとは誰も思わなかったと思います。(ヘッジファンドのAIによる自動売買が過剰に反応したともいわれていますが)

市場参加者の少ないお正月ということもあり、この超大型のドル売りにはただただローソク足が異常な速さで下がって行くのを見ているだけしかできなかったといわれています。

為替相場にあまり関心のない方には大きな出来事とは感じられないかもしれませんが、どうしても外貨建商品を扱っている以上私どもとしては日々の為替レートが気になるもので。

1月2日に寝る前が1ドル109円台だったのに1月3日に朝起きてみると104円台になっていると「何があった?」とビックリして何があったか追及したくなってきます。(FXをトレードしている関係も多少ありますかど)

2020年の為替相場はいまのところかなり円高に振れてはいますが、大きな出来事は起きていません。

「日本がお正月のときぐらい為替相場は穏やかであってほしいなぁ」と思ってしまうのは日本人だけかもしれませんが。