毎日1000人規模で感染を拡大する新型コロナウイルスに、都市部の飲食業界では大きな混乱が巻き起こっています。

東京都としては飲食業などを営む方々に夜の営業を短縮していただいて、少しでも新型コロナの感染を食い止めたいところですが、経営側としては緊急事態宣言解除以降、事業の存続をかけた日々が続いているはずなので、ここでまた売上の減少につながるような時短営業には賛同できないのが本音でしょう。

都市部では飲食業を経営するにも費用は大きいでしょうし、ある程度の支援金が給付されても焼け石に水のようなもの。

都市部で飲食業を経営なさっている方々には苦渋の決断に迫られていると思います。

かたや外出自粛要請が出されている都府県があるいっぽうで、「GO TOキャンペーン」などを政府が推し進めている背景もあり、もう訳が分かりません。

この混乱の原因は?

一刻も早い新型コロナウイルスに有効なワクチン開発を望む以外、なんか希望が開けてこないような気もしますが。

そんな中、日本企業の4月から6月期決算が今週ピークを迎えています。

もちろん押しなべてどこも芳しくありません。

赤字決算が出されている企業もありますが、「え、この企業がこれだけの経常利益?」とちょっと驚くような決算報告も。

もちろんしっかり業績を伸ばしている企業もありますが、相対的にみれば各企業も苦戦している印象が強いです。

実態はそうなんです。

4月、5月、6月とどこの企業さんも利益を出すのに苦労していたんです。

それなのに日経平均株価は強い。

先週1週間ばかりは調整が入りましたが、今週に入ってまた強さを取り戻してきました。

それだけじゃなくNYダウやナスダック、S&P500なども非常に強いです。

NYダウやナスダックも利益確定売りの調整は入るのですが、日経平均株価と同じく数日後には必ず戻してきます。

なんなんでしょうかね、この株の強さ。

いくら各国で金融緩和と財政出動が頻繁にあるとはいえ7月あたりのちょっとした暴落を予測していただけに、連日見せる株式相場での上げ基調も日本中がいま陥っている混乱と同様になかなかの複雑さで私には訳が分かりません。

折しも8月。

株も為替も市場参加者が少なく時には大崩れをみせる時期だけに、来週からその次の週あたりを高値圏でキープできれば、この株式市場でみせる堅調さは長続きするのではと勝手に思っています。

はたしてどうでしょうか?

とりあえず株は8月第4週あたりまで様子見を決めておきます。

8月第3週目あたりでドーンと落ち込めば、CFDで入るかもしれませんが!