FXを始めて5年以上になりますが、最近はなかなか成果が出せません。
なんか、去年あたりから思いっきり難しくなったような。
そんな気がします。
単にトレードが下手なだけかもしれませんが、2月23日あたりから始まったドル/円の上昇トレンドやそれに付随した各通貨での円売りモードにまったく反応できてません。
アメリカでは1兆9000億ドル(約200兆円)という超大型の新型コロナ経済対策が追加されることになり、さらに熱をおびた株式市場と売られまくる債券市場を冷静に判断した投資家たちは、金利の上昇する債券市場に資金を移行させているのはわかりますが、ここまで強く円が売られる理由も見当たらないような。
そのうえ債券市場に資金が流れているわりには、NYダウなどの株式市場に大きな調整が入ることもなく(ナスダックは反落していますが)堅調に高値圏をキープしながら史上最高値を更新していますし、なにより株価が上がると価格が下がることで知られる金(ゴールド)については、もはや相関関係すら成り立っていないようにも思います。
そしてビットコインは青天井。
原油価格も高止まり。(最近ガソリン、高くないですか?)
ドル/円以外に目を向けてみれば、まるで世の中景気がすごく良さそうにも見えてしまいます。
それでもアメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)ではゼロ金利政策を2023年まで継続させる意向を示しているうえに、金融緩和と財政出動に相まってここ数年では株式市場の暴落時にしか見たことがない1ドル105円台はおろか104円台や103円台など、異常なドル安傾向が当たり前になっていただけに、ここにきて109円台前半ですら「うわっ高いなあ!」と思ってしまう節があります。(2、3年前だったら109円台でドル安といわれてたのに!)
「107円台なんてこない!」。
そう踏んだ読みを見事に裏切り、易々と108円台を突破し予想だにしていない109円台前半をキープ。
ですので、3月2日にエントリーしたドル/円の「106円後半からの売り」はキレイに刈られてしまいました。
なんか新型コロナは人々の日常だけでなく、あらゆる分野において通常の流れを変えたような気にもなります。
もはやファンダメンタル分析やアノマリー(経験則)など、抽象的な概念では相場で通用しないことがハッキリしてきました。
そしてチャート内に標記してあるボリンジャーバンドやパラボリックなどのさまざまなテクニカル指標に頼ることなく、シンプルにロウソク足の形状や推移、そして移動平均線のみのチャート分析にチャレンジしていきたいと思います。
そしたらビックリ。
チャートがすごく見やすくなったような。(もともとチャートに「あれがよさそう」「これがよさそう」と勝手にテクニカルを付け加えていって、自分で見づらい複雑なチャート構成にしていっただけですが)
FXトレードの近況でご報告できることがありましたら、またブログにアップしたいと思います。
刈られた内容ばっかりになるかもしれませんが。