2022年も始まり、新しい年に期待が高まる方々も多いかと思います。

やっぱり、新年とか新年度などの始まりは、物事の切り替わり時でもありますので、否が応でも気持ちがリセットされるというか、真っ白な気持ちで物事に立ち向かえるような、そんな新たなパワーが沸々と沸いてきますね。

SMILE AGAIN も、2022年に思いを託す気持ちで活動を始めました。

今年始めの金融市場はどうしても、コロナマネーで膨れ上がった「バブル相場」から発生したインフレ(物価上昇)に、各国どう対応していくかに相場の関心が集まりそうです。

つまり、政策金利を引き上げて相場の過熱感を抑え込む、「利上げ」はいつなのか?

もはやこのインフレ(物価上昇)、一時的なものではないことは各国の共通認識。

アメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備理事会)は、昨年12月でのFOMC(公開市場委員会)にて、長期的と思われるインフレに対して、2022年6月末を見込んでいたテーパリング(お金を刷って銀行の資産を買い上げる)終了を、前倒して2022年3月末で終了することを全会一致で決定しています。

そして、「テーパリング終了」から「利上げ」までは「それほど長い時間の遅れはないだろう」とFRB議長が明言していることから、3月のFOMCで利上げ時期を決定するのではとの見通しが相場で浸透してきています。

それも2022年は「3回の利上げ」予定まで織り込み済み。

だとすれば、すでにFRBによるテーパリングの縮小はもう開始されており、テーパリング終了時期も公表されていることから、4月以降には政策金利の引き上げ「利上げ」がおこなわれる可能性が非常に高いので、アメリカ3指数に見る株式市場での高値水準も徐々に「下降曲線」となるのでは?

もしかして、ここ数か月がアメリカ株式市場のピーク?

FRBではテーパリングの3月末終了と政策金利の引き上げ「利上げ」で、インフレは今年半ばで「ピーク・アウト」すると見込んでいますが。

新型コロナのパンデミックで、各国の金融政策とワクチン接種とともに回復した経済活動により異例のバブル相場とインフレを生み出した経済状況も、世界の金融市場を左右するアメリカの金融政策の転換で、コロナ前に戻ろうとする時も近いかもしれません。

本日1月4日におこなわれた、東京証券取引所恒例の今年初の取引「大発会」。

久しぶりの「ご祝儀相場」に沸き立つ光景は、今年唯一の盛り上がりとなってしまわぬよう切に希望しますが。

ただこの雰囲気、「温床相場の終焉」といわれた2018年1月終わりから2月にかけての暴落前にも似ているような。

この時の暴落の原因もFRBの「利上げ」。

現FRBのパウエル議長が「利上げ」を発表したことから、「パウエル・ショック」などともいわれていますが、皆さま、そろそろ株式市場に急落や暴落があってもおかしくはない状況がそろい始めましたよ。

これからの株式トレードは、十分ご注意なさったほうがよろしいかもしれませんね。