ここ一週間ほど、いわきの空は梅雨らしい鉛色の雨空が広がっています。
日差しが降りそそぐ時間はほんのわずか、だんだん太陽が恋しくなってきます。
梅雨が明け夏がくればきたで、燦々と降りそそぐ太陽の日差しの下、暑い暑いと言い出してまた涼しい風が恋しくなってくるのですが。
だだやっぱり、こう曇り空が続くと太陽も見てみたくなるものです。
近年は四季のサイクルがわかりづらくなっており、春らしいとか秋らしいとかの四季の感覚が薄れつつあるといわれています。
日本は春や秋の期間が短くなり夏と冬の期間(特に夏の期間)が増えつつあるらしいです。
原因は言わずと知れた地球温暖化。
地球温暖化による気候変動が日本の四季にも影響をもたらし、寒暖差の激しい気象条件を作り出しています。
そしてエルニーニョ現象とラニーニャ現象といわれています。
エルニーニョは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平年より上昇しその状態が1年ほど続く現象で、逆に海面水温が低いのがラニーニャです。
エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生すると異常気象をもたらし、日本ではエルニーニョは冷夏暖冬、ラニーニャは猛暑寒冬となる傾向です。
今年はすでにエルニーニョ現象が観測されており、今年の日本の夏は冷夏が予想されています。
エルニーニョ現象もラニーニャ現象もなぜ発生するか原因はわかっておらず、地球温暖化の関連性も証明されていません。
温室効果ガスによって地球温暖化が進行すると、どんどん極端なエルニーニョ現象が増えそして直後に極端なラニーニャ現象が発生、干ばつの後の大雨またはその逆を繰り返していくのではと見る向きもあります。
いずれにしても、日常生活がどんどん便利になっていく代償で異常気象が増えるのは困りもの。
日常生活も地球環境も両方穏やかなのがいいよなあ~っと、霧雨を浴びながら曇った空を見上げてつぶやいていました。