日本人の死因の中でも上位を占める『三大疾病』。

みなさんはこの『三大疾病』という言葉を耳にすると、どんなイメージを思い浮かべますか?

ガン(悪性新生物)

心筋梗塞

脳梗塞

思いつくままに『三大疾病』から連想する言葉を並べてみても、かなり重篤な疾患が出てきますが、だいたいこのような病名を指すことで間違いはありません。

この『三大疾病』に対する保障はどこの保険会社でも大抵準備していますので、生命保険をご検討いただく際は『三大疾病』に対応した特約等のご案内を受ける場面もあったと思います。

ただこの『三大疾病』、生命保険業界では保険会社によってそれぞれ定義が異なることをご存知ですか?

具体的に挙げてみましょう。

私どもで取り扱っている保険会社でもある会社は『三大疾病』のことを、

”ガン(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中”

などと表記しています。

かたや別の会社では『三大疾病』を、

”ガン(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患”

と表現しています。

この2つ、一体何が違うのでしょうか?

違いはズバリ、該当する疾患名の違いに他なりません。

みなさんがお感じのように、

”ガン(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中”

と表記する保険会社よりも、

”ガン(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患”

と表現する保険会社の方が該当枠が広いということです。

なのでまったく同じ疾患でもご加入する保険会社によって、『三大疾病』の給付金支払や払込免除に該当したりしなかったりする現象が起きてきます。

「これって本当は業界内で統一すべきでは?」

と常々思っていますが、そうはならないのが現実。

なので『三大疾病』を患っても、

「私が加入している生命保険は『三大疾病』に該当しなかったけど、知り合いが入っている保険会社の商品なら『三大疾病』に該当するってどういうこと?」

なんて悔しい思いにもつながっていきます。

『三大疾病』自体はこの先の人生を左右するようなかなり重篤な疾患なので、『三大疾病』を患ってしまった時の対策を考えることは保障を考える上で重要なことです。

ただ、その『三大疾病』に該当する要件には各保険会社によってバラツキがありますので、より確かな安心部分を追加するならご加入する前に、『三大疾病』の該当要件についてしっかり確認することをおススメします。

先ほどもお伝えしましたが、ここが重要なので2回言います。

『三大疾病』の表記は、

”ガン(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中”なのか?

それとも、

”ガン(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患”なのか?

『三大疾病』で重要なのはここですよ、みなさん!