今週から本格的にFXでのトレードを稼働してみたのですが、11日水曜日ごろまでは順調にプラスを重ねることができました。
だいたい1日1万円プラスのペースです。
証拠金も20万円の入金なので、大きな利益を追いかけず移動平均線を見ながらコツコツトレードを重ねていきました。
「このままコツコツと地道にトレードしていけば週5万円はいくかな」と調子に乗って、12日のロンドン市場開始後まもなくにユーロ/円120円後半で売りポジションを持ってしまったのが失敗の始まりです。
12月12日はEU離脱の是非を問うイギリス下院の総選挙の日。
大勢が決まる日本時間の13日午前中から午後あたりまでは、為替相場は上げ下げの激しい荒い展開を予想し短期勝負に出てみました。
ただ実際はチャートを見てもらうとわかりますが、23時くらいまではそう大きな変動はなかったように思われます。
今思えば嵐の前の静けさだったのでしょう、12日23時ごろ突如大きな波が訪れます。
昨年から続き、今年1年あまり世界経済を大きく振り回した米中貿易協議において、アメリカ側がすでに実施している3600億ドル(およそ39兆2千億円)分の中国製品に対する関税の税率引き下げと15日に予定していた追加関税の撤回をトランプ大統領が発表。
このタイムリーな話題に乗っかってNYダウは今年の最高値更新の28224ドル87セント終値28132ドル05セントを記録、為替も108円56銭から88銭上げの109円44銭までドル買いが進みます。
米国債利回りにいたっては1,918%まで上昇。
もともと信用度の高い安全通貨とされるドルですら高騰したのですから、ユーロやポンド、豪ドルなどの主要通貨はもちろんのこと、トルコリラや南アフリカランド、メキシコペソなども円に対して一気に上昇します。
圧巻は日付が変更された日本時間の午前7時からの約1時間。
ニューヨークがクローズする前のこの時間だけで、ユーロが1円22銭、豪ドル72銭、米ドル59銭と一気に上昇しての引け。
英ポンドはなんとこの1時間だけで4円45銭上昇と、殺人通貨ぶりを遺憾なく発揮しています。
私どもはこの13日午前7時の時点で、売りでポジションをもったところから約1円70銭ほど上昇してますので、ロスカットアラート点滅の結構な損益を抱えた状態に。
幸い口座を保有している証券会社のニューヨーククローズ時間が午前6時なので、追加証拠金発生まではいたらず、このまま様子を見ることにしました。
オセアニア、東京、中国、アジアと順に市場が開き取引を開始していきますが、心配したほどの高騰は見られません。
それでもジリ高。
13日の金曜日、気になるロンドンオープンも急激な急騰もなく、しかしジリ高は変わらず20時10分あたりに付けた122円64銭が本日の最高値。(この時点で1円8銭ほどポジションからは離れています)
日経平均株価はニューヨーク市場の高騰やイギリスのEU離脱の不透明感が払拭、その上米中貿易協議に対する中国側からの大筋で第1段階の合意が発表されたのを受け、今年一番の最高値24050円04銭で終値24023円10銭と堅調さを見せただけに、再びアメリカ政府からの米中貿易協議に対する進展が発表されれば更なる高騰もあり得ます。
ニューヨーク時間を気にしながら迎えることにはなりましたが、ひとつだけ安心材料があったので、どこかでユーロも下がるだろうと見込んでいた部分もあります。
米国債利回りが日本時間の15時くらいから下落し始めました。
特にロンドン市場が始まる17時あたりから、その傾向が顕著に見え始めます。
そしてニューヨーク時間に入ってもそれは変わりません。
相場を左右するような大きな報道も聞こえてきません。
いつしかロスカットアラートも消え、なんとか121円中盤まで落ち着いてきました。
それでも来週さらに下げるかわかりませんので、ここでポジションをキープするのか、それとも損切りして立て直すかちょっと情報を集めながら考えたいと思っています。
やっぱりFXはそう簡単には勝たせてくれませんね!
「いいチャート構成なので、ちょっとだけ遊んでみよう」という軽い気持ちでトレードしないほうがいいと、さんざんわかっていたつもりでしたが。
続報に期待しててください。