今年の8月下旬に福島県いわき市の鹿島街道で起きたがけ崩れ現場です。
もうかれこれ4か月が過ぎようとしていますが、まだ片側1車線通行のままです。
もともといわき市の中心街から海側の小名浜に通じる 通称 鹿島街道 は、広々とした片側2車線のきれいな道路でした。
いわき市もほかの地方都市と同じく、郊外に大型ショッピングモールや有名チェーン店が立ち並ぶマイカー利用者中心の店舗出店が目立ちます。
その市街地からの集客をまかなう幹線道路が鹿島街道で、鹿島街道沿いには多くの有名チェーン店や大型店舗が軒を連ねる一大商業地帯でもあります。
そんないわきの現状からすると、鹿島街道でのがけ崩れからの通行止めは短期間とは言え大きな影響がでました。
もちろん市民だけではなく出店している企業や個人でご商売をなさっている方々にも。
いまでもがけ崩れは解消されていませんので、ただでさえ交通量の多い幹線道路なので現場近くではかなりのクルマの渋滞が頻繁に起きています。
がけ崩れの現場を通るとわかるのですが、小高い山の端が見事に崩れ落ちている光景が目の前に飛び込んできて復旧の難しさを物語っています。
一刻も早い復旧を皆さん望んでいるとは思いますが。
思えば8月の鹿島街道でのがけ崩れといい10月に1週間ごとに襲ってきた猛烈な台風といい、2019年は印象に残るような大きな自然災害が私どもの周りでたびたび起きた年でもありました。
2019年を回想するにはまだまだ気が早いのですが、東日本大震災を経験した次ぐらいに自然災害の脅威を感じた1年だったのような気がします。
そしてその後の復旧の大変さも。
今後は皆さまの日常を狂わせてしまうような自然災害が、やってこないことを切に懇願してしまいます。
たぶんこの先、鹿島街道のがけ崩れが解消されても、現場を通るたび自然災害の脅威と自然災害がやってこないよう懇願する気持ちを再び思い出すことになるのでしょう。
もう自然災害などやってこない将来を勝手に夢見ています。