2008年に起きた未曾有の金融危機「リーマン・ショック」。

それまでアメリカのFF(フェデラルファンド)レートは3%台と高い金利を誇っていました。

FF(フェデラルファンド)レートとは、アメリカの銀行は預金残高の一定割合をアメリカの中央銀行にあたる連邦準備銀行に預ける義務があるのですが、連邦準備銀行に預けるべき資金が不足している場合銀行間で資金のやり取りが始まり、その資金調達の市場がFF(フェデラルファンド)市場でそのFF(フェデラルファンド)市場で用いられる金利がFF(フェデラルファンド)レートです。

いわば、資金が不足している銀行はFF(フェデラルファンド)市場で、余裕のある銀行から無担保で短期の借入を受けその分利息を払う。

そのときの金利がFF(フェデラルファンド)レートになります。

このFF(フェデラルファンド)レートが景気動向を表す「政策金利」のひとつの指標となります。

つまり2008年当初はアメリカ経済も堅調で短期金利ですら3%もありましたが、リーマン・ショックを契機に坂を滑り落ちるように政策金利は下がり続け、2008年12月には瞬く間に0.25%へ。

そのまましばらくアメリカの政策金利は0.25%の時代が続きます。

2016年1月にようやく0.50%に上がり、ここから少しずつ上昇基調になっていきますが2018年12月から2019年6月までの2.5%をピークに、2019年7月からは再び下降路線へと向かいます。

そして2020年3月、再びアメリカの政策金利は0.25%へと戻りました。

約10年ほどの時間を費やし2008年当初とまではいきませんでしたが、ようやくリーマン・ショックからのダメージが回復してきたところに、また強いダメージが襲ってきた感じです。

経済が低迷するのはあっという間ですが、回復するのは非常に時間がかかることがアメリカの政策金利を見ているとよくわかります。

2020年3月に政策金利0.25%を決めたアメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)もその後2022年末まで実質0金利政策を継続する意向を公表していますので、現状から抜け出すにはそれなりの時間が必要と判断している模様です。

今となっては先進国の中でも安定した高い利率のアメリカ10年債も見る影もありません。

そうなってくると私どもが取り扱っております「外貨建て商品」にも間違いなく影響が出てくるでしょう。

もしかすると「外貨建て商品」については、今の時期がラストチャンスなのかもしれません。

ニューヨークの本社には世界でも名だたる資産運用会社が真っ先に運用先の提案に訪れるメットライフ生命。

いわば他の生命保険会社さんが選択している運用先は、ニューヨークのメットライフ生命本社が断った運用先といえます。

新型コロナウイルスによって深い傷をおった経済が再び回復するのはいつになるかを考えると、保障効率や貯蓄性を保った高いポテンシャルの「外貨建て商品」も時間は限られているような気がしますが。

この機にラストチャンスかもしれない「外貨建て商品」のこと、お話だけでも聞いてみませんか?