よく死亡保障や医療保障に三大疾病特約を付加したご契約を目にすることがあります。

三大疾病とは私どもが取り扱っています商品でお話しますと、「ガン(すべての悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患」のことで、もし三大疾病特約が付加されたプランをお持ちなら、ガンや心疾患、脳血管疾患と診断されたときは一時金が給付されたり保険料のお支払いが免除になります。

日本人の罹患率が比較的高く、死亡原因のトップスリーにあたる重篤な疾患でもあります。

ゆえに、生命保険を考える上で不可欠な特約だと考えています。

どちらの保険会社さんのプランにも、だいたいオプションで追加できるようになっていますので、死亡保障や医療保障をご検討いただく際に勧められた方も多いと思います。

ただ三大疾病の該当要件まで、よく確認なさる方は少ないのでは。

以前のブログで医療保険の「手術給付金の給付要件」についてお話しましたが、三大疾病も同様に、三大疾病と診断された場合の「三大疾病の一時金給付」要件、あるいは三大疾病と診断された場合、保険料のお支払いが免除になる「三大疾病保険料払込免除」要件、各社似たような名称ですが実は該当要件が大きく異なります。

要は三大疾病に該当する病名が多いか少ないかです。

先ほどもご説明しましたが、私どもでは三大疾病とは「ガン(すべての悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患」のことを指します。

一方で他社さんのパンフレットをみてみると、大半は三大疾病のご説明にこう書いてあります。

「ガン、急性心筋梗塞、脳卒中」

もうちょっと深く約款をもとに他社の三大疾病の定義を探れば、三大疾病に該当するガンの基本的分類が15種類、虚血性心疾患のうち急性心筋梗塞と再発性心筋梗塞の2つ、脳血管疾患のうち、くも膜下出血と脳内出血、脳梗塞の3つが対象となっています。

実際、私どもが取り扱っています三大疾病の保障対象と比較すると、約款でチェックした保険会社さんは三大疾病の対象が圧倒的に少ないことがわかります。(5分の1ほど)

昨今は医学の発展により「患者さんに負担の少ない治療」がどんどん出てきましたが、患者さんに負担が少ないということは、裏を返せば「医師に負担がかかる」こと。

つまり「お金がかかる」治療ともいえます。

再発や後遺症、長期治療など、得てすれば人生を大きく狂わせてしまうかもしれない三大疾病。

皆さまは保険をご検討いただく際、そこまで細かいご説明をお聞きになることは少ないのかもしれませんが、ただ漠然と三大疾病特約を選択する前に医療保険同様、どういったときに給付金の支払対象となるのかを、しっかり確認してからご検討なさったほうが絶対に間違いありません。

もっとも私どもが取り扱っています商品のように、三大疾病は「ガン(すべての悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患」のことを指していると、しっかり明記されていればその必要もありませんが!