先週あたりから生命保険とくに医療保険についてご説明してきましたが、皆さまお分かりいただけたでしょうか?

では実践的に皆さまがご加入の医療保険の見直しを考えているとして、見直しの重要なポイントを見ていきましょう。

入院などの医療保障については各保険会社さんで、それぞれいろいろな特色を出してアピールしていますが、そこに惑わされるともっとも重要な「なんで医療保険を見直しているのか!」という大原則が薄れてきます。

まずはさまざまなオプションを除いて医療保障の根幹である「入院・手術」のベーシックな保障内容がどうなのかを確認してみることが必要です。

そのなかでも「手術給付金の支払要件」が一番重要となります。

各保険会社で「給付金がおりる」「おりない」がハッキリ分かれてくるのがこの手術給付金です。

「手術したのに、なんでおりないの!」と保険会社に苦情が入る原因のナンバー1にもなっています。

「同じような手術をした知り合いの保険は給付金がおりたのに、なんで私が加入している保険はおりないの!」という思いをしないためにも、ご加入いただいている医療保険の手術給付金が88種類型なら、ここは迷わず「公的医療保険連動型(1000種類型)」への切り替えを検討してみましょう。

次は「通院特約」が付いているか確認してください。

平成18年ごろまでは入院させればお医者さんが儲かっていましたので、1か月や2か月くらいの入院は当たり前のようにありました。

ところが医療報酬制度の改定により、治療は長期の入院がら外来での通院治療へとシフトしていきます。

今では比較的ステージの低いガンなら4日や5日の入院は当たり前となっています。

それでも治療が終わったわけではありません。

ガンに限らず、病気を治療するとなれば入院よりも通院をイメージしていただくことが重要です。

ですので、1日でも入院した場合その後の通院を保障する「通院特約」はいまの医療保険には不可欠だと考えております。

もし現在ご加入いただいている医療保険に「通院特約」が付いてなければ、お持ちの医療保険に付加できるかご加入の保険会社に聞いてみてください。

今ご加入の医療保険に「通院特約」が付加できなければ、新しいプランをご検討いただく方ほうが良いかもしれません。

そして保険料と払込みにつなげていきましょう。

払込みといっても通帳引き落としや銀行振込とかの話ではありません。

保険料を「何歳までいくら支払うのか?」ということです。

まずはご加入の医療保険、何歳までの払込みになっていますか?

ここはいろいろなパターンが考えられますが、まだ検討段階なので60歳までとか65歳までなどある程度的を絞った内容で確認したほうが払込総額まで出てきますから比較しやすくなります。

「払込総額なんかどうでもいい。とにかく月々の保険料が安ければいいんだ!」という方もいらっしゃると思いますので一生涯お支払いする「終身払(全期払)」という手もあります。

ですが何歳になっても払込みは終わりませんし、60歳や65歳での払込満了と比較すると払込総額は2倍ちかくになるケースもでてきます。(終身医療保険なので払込みが終わるだけで、医療保障は一生涯続きます)

「月々の保険料の安さにこだわるなら、保険料の払込総額にもこだわってほしい!」。

私ども 生命保険代理店 SMILE AGAIN はそう考えております。

とりあえずは払込年齢を区切って検討し、それでも月々の保険料が大きければ終身払(全期払)という流れでいった方が無難です。(入院日額を落とす方法もありますが、今後の公的医療保険制度を考えると入院日額10000円が基準で考えたほうが安心できます。最終的にご予算に合わなければ入院日額を少しずつ落とす方向になりますが)

それではここでちょっと内容を整理してみましょう。

外せないポイントは、

1. 手術給付金が「公的医療保険連動型」か。

2. 通院特約はついているか。付加できるなら通院特約を3000円、予算が許せば5000円ほど付加してみる。もし通院特約を付加できなければ新たなプランも視野に入れてみる。

3. 上記の内容で60歳とか65歳などの払込満了プランで各保険会社の月々の保険料を比較して、現在ご加入の医療保険の保険料とどうなのか比較してみる。(保険料がネックになるなら終身払(全期払)も検討してみる)

以上のような3つのポイントを抑えた内容で医療保険をご検討いただくことが重要です。

さまざまな特約が医療保険には付加できますが、もっとも基本となる「入院・手術・通院」そして「先進医療」などベーシックな部分がしっかりしていないと後々困るのはお客さまです。

三大疾病特約や女性疾病特約などを決めるのはそのあとで十分。

今後「医療保険を見直してみたい!」とお感じならば、さまざまなオプションに惑わされず各保険会社の「入院・手術・通院」の保障内容の違いを見つけ、それから月々の保険料を比較し、必要と思われる特約を追加して最終的に何歳までにいくら支払うのかを確認したうえで、収入状況やライフプランに応じて話を進めていきましょう。

将来的に「解約」や保障を小さくする「減額」などを考えてしまうことがないように。

もし保険選びでお悩みなら、一度 生命保険代理店 SMILE AGAINにご連絡をいただければ。

各保険会社の医療保険の解説だけでも承ります。(ご連絡いただいたからといって、取り扱い商品をしつこく勧誘したりはしませんので!)

そしてこのブログが皆さまの保険選びに少しでも参考となれば幸いです。