もう10月です。

本日10月3日を含めると2020年も、あと90日で終わります。

2020年バージョン 生命保険代理店 SMILE AGAIN オリジナルカレンダーも残り3枚となってきました。

こうやって知らず知らずのうちに時間が過ぎ、年齢を重ねていくんだなと思うとなんだか怖い気もします。

ハッピーバースデーを祝うのは若い人たちの特権。

50年以上も時間を積み重ねて生きてくると、「もう年なんかとりたくない。誕生日なんて大っ嫌い!」と思うのは私だけでしょうか?(そんなこと言っていると、私より年上の先輩方に怒られそうですが)

まあ、時間は皆さまへ平等に与えられているため、その時間の過ごし方や時間の使い方が重要になってくるのでしょうが。

なんか年を重ねてくると、若い時と比べ時間の使い方にこだわりが出てくるというか、充実した毎日を目指すような、今更ながら改めてこのごろ時間というものについて思いを巡らすようになりました。(遅すぎるんだよというツッコミはナシでお願いします)

そんな中、10月1日に東京証券取引所でシステム障害がおき、丸1日取引を停止するという前代未聞の事態がおこります。(サーキットブレーカーではありません)

終日取引を停止したのは、東京証券取引所が現在のシステムを使い始めた1999年5月以来初めての出来事です。

東証のシステム障害により、同じシステムを使用する札幌・名古屋・福岡などの証券取引所でも取引を停止。

なぜシステム障害がおきたのかもわからないまま、午前中にはサイバー攻撃などの噂も飛び交いましたが実際は本当に機器的な故障のようで、10月2日には何事もなかったように正常に復旧して売買がおこなわれております。

10月1日18時半くらいに東証を運営するJPX(日本取引所グループ)の経営陣が、19時半ごろにはシステム納入業者の富士通が東証でのシステム障害に関して謝罪。

東証のシステム障害を聞いて、JPX(日本取引所グループ)もシステム納入業者の富士通も、相当焦ったことと思います。

もちろん10月1日上場を目指した企業も。

株式市場参加者も。

そして、よくぞその日のうちに復旧できたなと!

10月1日に各取引所でシステム障害により取引を停止させて発生した損害額は公表されていませんが、1日平均2兆円前後ほどの売買がおこなわれている世界でも2位か3位くらいに入るような巨大な取引量です。

過去にはみずほ証券が東証のシステム不備を理由に損害賠償を求め、約107億円もの支払い命令を東証に命じたケースもありました。

今回の東証でおきたシステム障害により発生した損害額は、もしかするとちょっとゾッとするような金額かもしれないなどと考えてしまいますが。

東証を運営するJPX(日本取引所グループ)もシステム納入業者の富士通もそんなこと百も承知だと思いますし、日々メンテナンスは繰り返していたはずです。

それでも平気で想定外のことがおこります。

システムを開発した人々も膨大な時間を費やし、株式市場の取引に対応したシステムをアップグレードを重ねながら今日までやってきましたが、思わぬところでシステム障害が発生してしまいました。

いままで度々東証ではシステムトラブルに見舞われ取引停止も数回ありましたが、寄り付きから大引けまでまったく動かなかったのは今回が初めてです。

昔から「東証は殿様商売。売買がおこなわれれば勝手に利益が上がる。」といわれ、過去度々場中にシステム障害で取引が停止するたび「東証のシステムは脆弱」と罵声をあびてきましたが、その陰では東証のシステムに携わる方々やエンジニアたちの密度の濃い時間が膨大に流れていったと思います。

東証でおきたシステム障害はバックアップも作動しないという前例のない事態でしたが、今後は今回の事例を踏まえ更なる精度と信頼性の持てるシステムの構築につながったのではないかと勝手に信じています。

だって、毎日平均2兆円ほどの取引がおこなわれる世界でも有数の株式市場が東京証券取引所「東証」ですよ。

信頼できないシステムで場中に何度も取引が止まり、絶好のタイミングで売買できないような取引所、誰も使おうとは思わないでしょ。

東証のシステムに携わる人たちと同じ時間は流れていきますが、私の元を過ぎ去る時間とは今も昔も密度が違うんだろうなと思いながらも、濃密な時間を探る私の旅はまだまだ続きそうですが!