80年代のロックシーンを華やかに彩ったロックバンド「VAN HALEN」。

そしてライトハンドなど、その超絶ギターテクニックで名を轟かせたのが「VAN HALEN」のギタリストであるエドワード・ヴァン・ヘイレンです。

スラッとした細身で長髪、誰からも憎まれることがないような愛くるしい笑顔と、白や黒のラインが不規則に交差する赤いストラトキャスターが印象的だった、史上最も偉大なギタリストにも数えられる伝説的ギタリストです。

当時のヴァン・ヘイレンといえばエディのそのベビーフェイスに似合わないような神的ギターテクと、リードボーカルの「ダイヤモンド」ことデイヴィッド・リー・ロスの長身細身で長髪ブロンドヘア、端正な顔立ちのキラキラしたイメージが強く残っています。

エディとデイヴはロックスターの破天荒でアウトサイダー的なアウトローっぽい感じがほとんどなく、どちらかというと爽やかなポップスターをイメージさせるような、それでいて「Twisted Sister」のようなケバケバさもない、まさにカッコいいバンドを象徴するような存在でした。

そんなエディも2000年に咽頭ガンの治療を受け、いったんは完治したものの数年前に再発が見つかり治療中と報道されていましたが、闘病の末、2020年10月6日に急逝。

享年65歳。

この早すぎる訃報に世界中から追悼の声が上がっています。

エディの私生活はわかりませんが、「タバコをガンガン吸って、酒もガンガン飲んで、コカイン&マリファナ常用者」のような、いかにも悪っぽい80年代ロックスターのような印象がいままでなかっただけに、「なんで?」っていう気持ちでいっぱいなのですが。

医学やそれに付随する技術は日進月歩発展していても、必死に闘病していた人々の命をいとも簡単に連れ去ってしまう。

エディの逝去を知らされて、「まだまだガンは人類の敵なんだ」とあらためて痛感させられます。

皆さまもガンへの備えは怠らないほうがいいですよ。

エディ、安らかに。