冬に向かいつつある今、新型コロナの感染拡大は再び重大な局面に差し掛かってきました。
またあの4月の「緊急事態宣言」みたいなことがやってきそうで、不安でいっぱいになりそうなのですが、世の中がどんな状況に置かれようとも一切位に関せず、ひたすら上へ上へと駆け上がろうとしているのが「株価」です。
特に「日経平均株価」。
今、投資資金は一気に株式市場へと流れているのでしょう。
アメリカなどと比べると人口は減る一方で経済成長なども期待できない日本で、バブルとも言えそうな株価の高騰ははたしてどこまで続くのでしょう。
それでも毎年最高値を更新し続ける「NYダウ」のように、日経平均株価も平成初期のような38000円台に到達するとはまず考えられない。
いま株買いを勧める人は証券会社系のアナリストくらい。
「こっから買えるか?」といえば、相場を知っている人ほど躊躇するはずです。
現状の日本を見渡しても「日経平均株価のノビシロもそれほどない」と考えるのが妥当じゃないでしょうか。
かと言って「じゃあ売れば!」といわれても、株価が続伸してその後もみ合いになる確率も高いので売る気ににもなれない。
今年はここまでアノマリー(経験則)などまったく通用しない、シビアで先の読めない非常に難解なまさに「迷宮相場」の様相を遺憾なく発揮しています。
個別株にしても企業決算同様、企業の明暗が株価にもクッキリと表れており、株トレーダーさんも日経平均株価が上昇しているからといって、必ずしもすべての株トレーダーさんが利益を出しているとは限らないと思えます。
それでも、どんなに難しい相場といえど、資産形成を目指すなら株式抜きのポートフォリオは考えられないので、直接の投機的な個別株の購入や日経平均株価の証拠金での指数トレードを目指さなくとも、投資信託で比較的安全に株価上昇の恩恵に与れます。
問題は購入するときの投資信託の基準価格。
投資信託は基本購入したときの基準価格を上回らないと利益がでません。
これは購入したときの「口数」に反映されますが、この基準価格を意識しないで購入してしまうと、俗に言う「高値掴み」になって、何も知らないで投資信託を購入したときの私みたいになかなか成果が出ないことになります。
100万円分とかのまとまった資金で一気に購入できるだけ買い付ける「ショット買い」の場合、購入したときの基準価格が後々響いてきますのでご注意を。
こういう時に強いのが株式投資信託の自動積立です。
毎月10000円のように決まった金額を株式投資信託で積み立てていく方法です。
この投資信託の自動積立、値動きの大きい株式メインの投資信託には非常に有効で、ショット買いより成果が出てるまで時間はかかりますが、既存の積立商品にはない力強いパフォーマンスを期待できるのが魅力です。
難しい専門的な知識も必要ナシ。
株価が高いときも安い時も購入していくので購入金額を平均化していくのは前にもご説明しましたが、一番の強みは購入する量「口数」をドンドン増やしながら積み立てていくことが可能なところです。
たとえば、基準価格一口10000円のファンドを100万円分ショット買いしたとします。
100万円÷10000円=100 で100口購入したことになります。
ショット買いの場合、基本この100口を超えることはありません。(分配金再投資で口数が増えていく設定を除きます)
積立投資信託の場合、毎月10000円の購入で1口あたりの基準価格が10000円なら1口。
ただ、基準価格がいつも10000円とは限りません。
基準価格が1口あたり12000円だったり8000円だったり、あるいは15000円だったり5000円だったりします。
こうやって基準価格が変わってくると口数も自ずと変わってきますので、購入したときの口数がある程度決まってしまうショット買いと比較すると、同じ金額に達したときに口数が増えていることが予想できます。
もし積立金額が100万円に達したとき口数が120口で、そのファンドの評価価格が9000円だったとしたら、
9000円×120口=1080000円。
ショット買いの100万円で100口、評価価格が9000円。
9000円×100口=900000円。
このように積立方式で口数が増えることにより、100万円のショット買いを上回るパフォーマンスが期待できるのも積立投資信託の強みでもあります。
つまり、一見ネガティブに見える評価価格の落ち込みも、こと積立投資信託に関してはプラスに作用し、価格が下げればその分購入する量「口数」が増え、かえって有利に働きます。
実はこの積立投資信託の購入方法、メットライフ生命の変額保険「ライフインベスト」にも応用できます。
まずは一度、お話だけでも聞いてみてください。
けしてお時間をムダにはさせませんよ。