日々進化する医療技術。

それでも今の新型コロナには医療体制が対応しきれていない現実をみると、医療の発展も一朝一夕ではいかないことを痛感させられます。

膨大な時間とともに臨床研究を積み重ねデータを蓄積しながら、安全安心できる医療技術へと一歩一歩ゆっくりと、しかし確実に進んできたことが新型コロナのパンデミックが訪れたことでうかがい知ることができます。

20,30年前だったら絶望的に思えた「ガンとの診断」も、医学の発展とともにガンへの発病にいたるメカニズムが解明され、ガンと診断されたとしても適切な治療法の確立により、ガンによる死亡率も低下傾向にあります。

また、「N-NOZE」の実用化により今まで発見が困難とされたステージ0クラスのガン病巣も高確率で見つけだすことが可能になりつつある今、東芝が実用化を目指す「RNA検出技術」とともにガンの早期発見技術においては飛躍的に向上しているだけに、早い段階での全国的普及が望まれています。

ただ、ガンでの死亡率は減少傾向にはあるものの、日本人の死亡原因ナンバー1であることはいまだに変わらず、そのうえ死亡率は下がっていてもガンの発見技術や検診率の上昇、生活環境の利便性向上からくる運動不足や食生活の欧米化など、年々ガンへの罹患率は増え続けています。

もしガンと診断されたとしても昔ほど深刻な事態を想像しなくなりましたが、それでもガンと診断を受けた以上、そこからは長くつらいガンとの闘病生活が始まることになります。

ではどれぐらいの期間、治療を受けなければならないのでしょうか?

代理店契約を結んでいただいているメットライフ生命では、実際にガンに罹患したお客さまのご協力で治療期間をリアルに集計しました。

現在のガン治療に適応したガン保険を開発するために。

結果は、

ガンに罹患してしまった場合の治療期間、平均して1年6か月ほど。

そのうち抗がん剤治療期間、平均して1年2か月ほど。

もちろん、ガンを発病した部位や進行度合いにもよります。

ですが、ガンと診断を受けた場合、治療期間1年以下は非常に稀なケースです。

ガンと診断を受けた場合、ほとんどの患者さんは治療期間が1年以上となります。

そして特筆すべきは、大部分の方が働きながら通院で治療を受けていること。

ガンに罹患したからといって一般的には生計を維持しながらも、長い治療期間で治療費を支払うようになります。

ガンの治療を受けるからといって、何かしらの給付金や補助金がおりてくることはありません。

仕事もそうそう休んでばかりもいられませんし。

そのうえ、いくら健康保険適用で自己負担3割の治療を受けているとはいっても、1か月の治療費が高額医療費上限ちかくの80000円前後となれば、誰だって負担は大きいはず。

日々の生活の中に1年以上にもわたるガンの治療があるわけですから、普段より間違いなく支出が増えるのは当たり前のこと。

そこに地元に専門医がいなかったり、ガン治療への支援体制が病院側に整っていないなど医療格差がみられると、ちょっと都市部の大きな病院へ行かざるを得ないなど、さらなる出費も重なってきます。

そんな医療保険ではケアしきれない1年以上という長期の治療による負担を、なるべく軽減させるために「ガン保険」はあると認識していますが、昨今そのガン保険も内容が変わりつつあります。

ガン保険の特徴的なところに、ガンと診断された時の給付金「診断一時金」があります。

この診断一時金はご契約の際、「ガンと診断された場合、一時金として50万円を給付します!」とか「ガンと診断された場合、一時金として100万円を給付します!」など、お客さまがご契約時に選択するようになっていますが、更新された最新のガン保険の保障内容をみると徐々に「診断一時金型」より「治療型」へとシフトしてきているようにも思えます。

つまり、ガンと診断された場合に「診断一時金」を給付するよりも、入院プラス手術および抗がん剤治療を受けた月ごとに抗がん剤治療給付金を支払うなど、治療にかかった実費分をケアするようなイメージになってきました。

もしかすると、「治療型」が今後のガン保険のトレンドになっていくのかもしれません。

「診断一時金型」か「治療型」か、ガン保険はどちらが正解とかありませんが、医療保険と同様にガン保険もなるべく若いうちからお考えいただくことで、将来のライフイベント上での突発的な支出にも左右されない、しっかりとした保障の土台を確保することができます。

まずは一度、メットライフ生命のガン保険とはどういう商品なのかも含め、皆さまのライフプラン設計の際にはお話だけでも聞いてみてください。

決してお時間をムダにはさせませんよ!