とうとう福島県でも猛威を振るいだした新型コロナの変異種。

このまま感染者数が増加していけば、会津若松へのまん延防止等重点措置、通称「まん防」の適用を国に要請するだけにとどまらず全県規模での「まん防」適用や、最悪、福島県でも「緊急事態宣言」が発令されそうな雰囲気にもなってきました。

もう福島県の医療関係者にとっては、いつ新型コロナの感染者が病院稼働率を上回り医療崩壊が起きてしまうのか、気が気ではない恐怖の日々が続いているかもしれません。

5月に入り気候も穏やかにはなりましたが、新型コロナウイルスは未だに未知のウイルス。

コロナウイルスにとっても生き残るべく、変異を繰り返しながら人々の前に立ちはだかります。

やっぱり新型コロナウイルスと人類の戦いは長期戦。

日本ではワクチン接種の提供体制が欧米諸国と比べても非常に遅いと言われてはいますが、どうしても海外からの供給に頼らざるを得ない現状、ワクチン接種までの機会が訪れるのを待つしか残されていないような。

それまでは自己防衛で乗り切る以外に手はありません。

基本の感染防止対策はもちろんですが、ここまできたら「もし新型コロナに感染したら!」も頭に入れておくことが必要ではないでしょうか。

そして、「しっかりとした医療保険に加入しておく」ことも重要です。

新型コロナウイルスは国の指定感染症に指定されていますので、もし新型コロナウイルスに感染してしまって入院勧告を受け、指定の病院に入院となれば医療費や薬代はもとより、通常の入院では自己負担となる食事代や差額ベッド代などほとんどの入院関係費はかかりません。

療養施設や借上げのホテルなどへ入所勧告を受けた場合も同様です。

ただ、新型コロナでの入院期間あるいは治療日数は、入院日数が減少している今の状況から見ても比較的長く、しかも「有症状者」や「無症状者」、有症状者でも人工呼吸器による治療の有無など、退院基準や治療期間については細かな規定が設けられています。

もちろんその間は自由に出歩くことなどできません。

最短の無症状者で検体採取日から6日経過後にPCR検査か抗原定量検査を受け、さらに24時間後に同じ検査を受け2回の陰性反応が確認できた場合に日々の生活に戻れます。

ただ、症状が確認できた方や人工呼吸器での治療をおこなった場合などは、10日から15日あるいは20日以上などが一般的となっています。

基礎疾患をお持ちの方が重症となればもっと長くなるケースや、生死にかかわってくるなどの症例も報告されていますので、決して侮れない厄介なウイルスでもあります。

治療を受けている間は仕事はおろか日常生活からも隔離されますし、後遺症が残るケースも報告されています。

そして変異種の登場で一度感染してしまって免疫抗体ができていても、「再度変異種に感染した」などの症例も報告され始めました。

そんなリスクにさらされている今の日本です。

十分注意を払っていてもいつ新型コロナに感染するかわからない状態で、再感染の恐れも報じられる中、感染した時の処置内容を思えばその損失をすべて取り戻すことは難しくても、せめて医療保険から受けられる給付金である程度の支出をカバーすることで、以後の感染対策にも余裕をもって対応でき再感染リスクを軽減することができるようになります。

そして医療提供体制が崩れてしまうかもしれない昨今、やむなくほかの病気で入院となってしまったとき、免疫力の低下した状態で新型コロナに感染してしまうかもしれないリスクを考えると、けして通常の入院とはいかないはず。

「備えがなければ資産を削るだけ」。

お客さまのライフプランを考える人間として、そんなシミュレーションは思いつきませんが。

もし医療保障をお持ちでなければ、お早めにご検討されてみてはいかがでしょうか?