たとえば、Googleで「生命保険」と検索すると、Googleマップに生命保険会社や生命保険代理店、あるいは来店型保険ショップなどが大量に掲載されますよね。

もし、お客さまが生命保険を検討していたら、その中から選びますか?

選ぶとすれば、その数限りない大量の生命保険業者の中から、どうやって選びますか?

生命保険会社ならともかく、「情報も少ない」、「ホームページもない」、「生命保険会社の社員でもない」、「どの保険会社の商品を取り扱っているかもわからない」ような代理店を選びますか?

私だったらきっと、Googleマップを見て選ぶことはないでしょう。

どこがいいかなんて、わかりませんから。

そこはどうしても、身内なり知人なりに生命保険に携わっている人を紹介してもらい、生命保険のご案内を受けるのがほとんどだと思います。

最近では大々的に広告を打つ全国規模の、「来店型保険ショップ」にいってみるのもアリですね。

ただ、全体をグルっと見渡しても、そのほとんどが自分の取り扱っている商品より、「○○生命の○○商品がいいですよ!」とか、「○○保険会社の○○って社員から話を聞いた方がいいですよ!」みたいに、他社の商品や他の営業マンを案内することは普通はやらないでしょう。

自分で販売している商品を否定して、よその商品を勧めるなんてことは、ゼッタイにありません!

そして、ぜひ私に加入してもらいたい!

生命保険業界で商品を販売する人たちは、けして生命保険を案内しているわけではなく、生命保険にご加入いただくことを目的としていますから。

もし、お客さまからご紹介を受け、生命保険をご提案する機会ができたとすれば、その気持ちに強弱はあれ、「何としても加入してもらおう!」という気概に溢れているはず。

根底は私どもも同じですから。

「ウチで入んなくていいから!」なんて思って生命保険をご提案する人間は、この世界にひとりもいませんし、通常はご加入いただくために、さまざまな言葉を使いご説明するでしょう。

そのなかには、「お客さまのため」とか「お客さまのことを考えて」とかが含まれると思います。

ただ、忘れてならないのは、私どもを含め生命保険業界で保険を販売している人間のほとんどが、お客さまに生命保険をご加入いただくことで生計を立てていること。

この業界で生き残っている人々は皆、過去に幾度となく断られてきた経験を踏み越えて、今があります。

そして、人生賭けて保険に加入するお客さまはいませんが、保険を販売する側は「保険を売る」ことに人生賭けてる人が多いです。

ご加入いただく前段で、「お客さまのため」という言葉が本意かそうでないかは、お客さまにしてみれば、実際わからないこと。

だから、

できることなら、違う人のご説明と比較してみてください。

説明内容と提案している商品を。

なぜ、お客さまにその保障内容でご提案しているのかを。

目の前で説明している方にご加入する前に。

私どもでは現在、「アクサ生命」と「メットライフ生命」を取り扱っていますが、同じ商品を取り扱っていても、ご案内の仕方や保障金額の根拠、そして保険料をお支払いする年数など、説明する人によってまったく違いますから!