2022年1月18日の日銀がおこなった「金融政策決定会合」も、1月25,26日に開催したアメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)が金融政策を決めるFOMC(公開市場委員会)も、事前の憶測ではかなり過激な報道が飛び交いましたが、実際フタを開けてみると、何のサプライズもない「大方の予想通り」の展開となりました。
ただこれで、インフレ上昇率が7%と想像以上に深刻なアメリカは、近いうちに(3月?)必ず金融緩和を打ち切り、政策金利の引き上げ「利上げ」に入ることが一段と明確化してきました。
コロナマネーで膨れ上がった株式市場は、もう現実逃避できません。
金融市場全般に広がった膨大な資金を、今度はかき集めにかかることが鮮明になったことで、これからの株式市場はいったんの調整局面を迎えることが予想できます。
それでも株式市場は生きています。
そして、これからも資産形成に向けた格好の「投資対象」であることに、変わりはありません。
いくら政策金利の引き上げ「利上げ」をおこなったとしとも、株式以上のパフォーマンスを期待できる金融商品はありませんから。
「じゃあ、株式投資、どうやればいいの?」ってことになりますが、皆さまが思い描く株式投資とはどんなイメージですか?
私ども SMILE AGAIN でお伝えする株式投資とは、おもに積立での株式投資信託を購入していくことを言います。
もし、株式投資と聞いて「株の現物買い」や「証拠金取引での個別株や株価指数のトレード」を思い浮かべたとしたら、それは違います。
それは「投資」ではなく「投機」です。
100万円のまとまった資金で、ボンっと株式投資信託を買えるだけ買うような「1ショット」買いとも違います。
あくまでも1万円とか2万円とかの毎月決まった金額で、株式をメインとした投資信託を買い付けていくスタイルのことを指しています。
ただ、株式をメインとした投資信託なら、何でもいいわけではありません。
ファンドの資産がすべて株式で構成されていても、そこには「パッシブ型」と「アクティブ型」に分かれてきます。
ここが大変重要です。
ここを見誤ると最終的にお金の増え方に開きが生まれます。
大切なので2回言います。
すべての資産が株式の銘柄で構成されている投資信託にも、「パッシブ型」と「アクティブ型」に分かれており、ここの選択を間違えるとのちのち後悔します。
じゃあ、どっちなの?
それは、もちろん「アクティブ型」です!
せっかくドルコスト平均法を活用して積立形式で、株式メインの投資信託を購入していくのですから、「アクティブ型」を選ばずして中長期の資産形成なんて、ちょっとありえません。
「パッシブ型」とはそのファンドを構成している資産が、市場の平均や指数(インデックス)に連動するような運用を目指すことをいい、「アクティブ型」とは市場のベンチマーク(日経225、TOPIXなど)を上回る運用を目標にすることをいいます。
もちろん、「パッシブ型」「アクティブ型」ともにメリット・デメリットは存在します。
それでも、中長期的に効率よく資産形成を目指すなら、「アクティブ型」はどんな時でも株式市場の平均値を上回る運用を想定し、世界的に誰もが知っているようなグローバル企業を、黎明期からリサーチのもとその将来性を見抜き、今となってはその銘柄がファンドの中核をなしているケースなど、「アクティブ型」のファンドは市場観察能力に長けた運用会社が、厳選した有望な銘柄で構成されているのが特徴です。
なので、運用会社の力量が問われます。
指数(インデックス)の場合、値を上げる銘柄もあれば、逆に値を下げる銘柄もあり、企業や業態により指数の貢献度もまちまち。
それらを含めてすべてトータルで指数(インデックス)となりますが、「アクティブ型」では市場全体の指数に左右されることなく、構成銘柄の出来高によって数値は決まります。
株式市場での強い下落局面でも極端な値の落ち込みも避けやすく、なにより市場の低迷時にはドルコスト平均法の最大の強みである、ファンドを構成する有望銘柄の口数を増やす効果が期待でき、このことがゆくゆくは将来の価格上昇時に寄与してきます。
注意点は3つ。
ひとつは「運用会社」。
これは世界的な信頼度ですね。
もうひとつは「運用実績」。
過去にどれだけ長期的に実績を残しているファンドなのか?
最後は「再現性」。
冒頭でもお伝えした通り、2021年の終わりまではコロナマネーによる「バブル」が金融市場を席捲していました。
2021年までは株式ファンドは資産を増やして当たり前。
良好な実績は今後も期待できるのか?
そのことを紐解くのもやはり、過去の実績です。
いままでおきた金融危機を乗り越えて、しっかりファンドがV字回復できたのか、株式メインの投資信託だけでなく、すべての投資信託を購入する際の基本です。
その点も見逃さないでください。
いままでおこった金融危機で、まったく立ち直れない「塩漬け」ファンドが、世の中にはゴマンと存在しますから。
最低限、この3つは必ず押さえておきましょう。
わからなかったら SMILE AGAIN までご連絡を。
不要な生命保険はご説明しませんから。
これから金融市場は冷静さを取り戻すかもしれませんが、そのほうが積立での株式投資には打ってつけ。
有望なファンドをしっかり選択して、積立での資産形成で将来に笑顔を運びましょう!