0.002%
この数字、なんだかわかりますか？
これ、私が昔働いていた郵便局の、すべての貯金の中で一番高い利率。
もちろん直近の。
一部のネット系バンクを除けば、郵便局はもとより、メガバンクや地方銀行の区別なく、今の貯金の利率といえば、だいたいこんな感じ。
探せば、もうちょっと利率の高い貯金もありますが、それでも0.2%くらいがせいぜい。
貯金の強みは元本保証。
流動性が高く、いつでも現金化しやすいのが特徴です。
まったく増えませんが。
人間、生きていれば、必ずお金が必要になってきますが、生活資金などの一時的な保管場所としたら、その出し入れのしやすさから貯金は最適かもしれません。
ほとんどの方々は、お給料も通帳振込でしょうから。
ただ、誰しもが今、不安と感じている｢将来のため｣に貯蓄を考えた時、そのイメージが漠然とした内容であっても、｢預貯金での貯蓄｣がいかに不利なことは、0.002%の数字から読み解けると思います。
わかりますよね、0.002%の意味。
100万円を10年間預けても利息は200円。
1年でいくと20円の計算。
そこから何と、しっかり税金も20.315%差し引かれますので、10年間で実質159円。
この利息、どう思いますか？
郵便局の中にも、｢毎月1万円ずつ3年間｣みたいな積立方式の貯金もありますが、金利は同じ0.002%。
そのうえ、毎月の元金1万円に利息がつかないため、3年後にお返しするのは、まったく利息のつかない状態の36万円。
ライフプランをご相談しにいらっしゃるお客さまの中には、お子さんのために｢毎月貯金している！｣というお客さまもいますが、短期的な需要ならそれでもいいでしょう。
ただ、その貯金が15年後や18年後の、｢有名私立高校へ進学したときのため｣とか、｢大学の入学費用｣となるとどうでしょうか？
かりに、お子さんが0歳の時から毎月1万円ずつ、普通預金に18年間積み立てていったとして、
10,000円×12か月×18年=2,160,000円
18年間で2,160,000円の積立ができます。
確かに大きな金額となりますが、もし毎月の積立1万円に年率3%で、18年間の運用を複利でできたら、
なんと、2,859,403円！(シミュレーションシステムを使いました)
毎月同じ1万円でも貯金とは、18年間で約70万円の開きが出てきます。
この金額、私立大学文系の、授業料半期分にも相当します。(大学にもよりますが)
これが同様のケースで年率4%なら、3,155,924円。
4%なら貯金の積立とは、ほぼ100万円に近い差額が発生します。
こうなれば、もし、大学進学のためにお子さんが奨学金をお借りしても、卒業後にお子さんが返済する｢奨学金｣の返済負担を、だいぶ和らげることができます。
｢そんな詐欺みたいな商品があるのか？｣って、思われるでしょうが実際にあるんです。
それが｢積立投資信託｣。
3%とか4%の運用でお伝えしましたが、これでも、だいぶ控え目な表現をしています。
実際、ファンドの選択さえ間違わなければ、もっと大きなパフォーマンスも十分期待できるのが積立投資信託。(じつは、ここが最も重要！)
本当に実質金利が知りたければ、一度、SMILE AGAIN までお気軽にご連絡を。
｢変額保険｣にも投資信託に近い運用益が期待できますが、死亡保障付きの生命保険機能が備わっていますので、保険料全額が運用に回ることはありません。
その分、純粋な貯蓄性から若干趣旨が外れるところがあります。
ですので、｢資産形成｣＝｢変額保険」と、いきなり結び付けてくる保険屋さんにはご注意を。
ライフプランニングで｢教育資金｣や｢老後資金｣、｢住宅ローンを老後に持ち越さない返済計画｣など、中長期の貯蓄方法をご検討いただく際、SMILE AGAIN では基本、この投資信託を中心としたご案内をおこなっております。
もちろん、先ほどもお伝えしましたが、いつでも使える流動性の高い預貯金も、ポートフォリオ(資産割合)には必要ですし、その利点を生かした変額保険の組み入れも重要です。
ただ、｢教育費用｣や｢老後資金｣などの中長期的な視野において、いまの貯金の金利ではあまりにも頼りなさすぎなので、お勧めできません。
保障を考えない変額保険での積立も。
それは、SMILE AGAIN のブログでも何度もお伝えしましたが、ライフプランとは常に変化が伴いますし、今後、10年以上先はどうなるか、非常に不安な要素が渦巻いているのが今の現状だからです。
中長期的な貯蓄は効率よく、なるべく資金が増える金融商品で。
なので、中長期の貯蓄を目指すなら、まずは積立投資信託から。
それが SMILE AGAIN の中長期的な貯蓄へのスタンス。
それとも将来は、社会保険料や税金、モノの値段は、今よりも低いと思いますか？
