野に咲く花々に心和ませる時もあるでしょうが、ご自分が種をまいて1から育てたお好みの花々が、イメージ通りに咲いてくれた時の光景は、花を育てることが好きな方々にとって、手間暇や労力をかけた時間を忘れるくらい、この上のない喜びの瞬間でしょう。

その咲き誇る時期は短くても。

貯蓄も同じ。

目的は、将来必要になってきそうな、大きな資金を作ること。

使うのは(支払うのは)瞬く間かもしれませんが、積み立てる期間は長期。

それは、お子さんのための「教育資金」作りだったり、公的年金に不安があるから「老後資金」作りだったり、老後に負担を残さないための「住宅ローンの繰り上げ返済」のためだったり。

必要となってきた時に、大きな金額をいきなり準備できないから、コツコツ時間をかけて積み立てて、大きな資金に作り上げること。

そんなこと、いまどき誰でも理解しているでしょう。

だから、何かしら貯蓄はしているでしょうが。

ただ、将来の物価って、いまと同じまま?

いまの貨幣価値って変わらないの?

住宅ローンを利用している方々の70%以上が「変動金利型」だけど、今後も住宅ローン金利はずーっと同じ?

いまだって物価は上昇しているし、だいたいの先進国は金融の引き締めにかかっているのに、日本だけが金融緩和していて「日本円」がジャブジャブ。

私たちには入ってきませんが。

日本の10年国債は、日銀が金利を上げないようにしているけど、30年国債は金利がジワジワ上昇中。

「すべては10年後も、いまと同じまま」。

そうじゃないと感じるなら、利息のつかない貯金で長期の積立をしていること自体、おかしなこと。

資金をちょっとでも増やさないと。

「じゃあ、どうしたらいい?」って思ったら、「つみたてNISA」を始めてみませんか。

郵便局や銀行、証券会社の窓口ではなく、ファンドの数が多いネット系証券会社で。

SMILE AGAIN は生命保険代理店だから、「変額保険」を!

、じゃありませんよ

将来の資金作りで迷ったら、まずはネット系証券会社で、NISA専用の口座を開いてみることをお勧めします。

ちなみに、NISA口座を開いても「一般NISA」か「つみたてNISA」、どちらか一つしか利用できませんし、金融機関も一か所だけなのでご注意を。(金融機関の変更はできます)

それから「ファンド選び」。

ファンド選びは焦らず、じっくりと。

せっかく、つみたてNISAを始めても、ここで間違ったら元も子もありません。

バランスファンドや国内株式よりも、海外株式(新興国メインではなく)を純資産の増加や資金流入額、年リターンを目安に、しっかり有望なファンドをみつけましょう。

積立の資産形成は、「株」でおこなうのが基本です。

このごろ明確化しつつある、株式市場が下落基調こそ、保有口数が伸ばせるチャンス。

「安く買って、高く売る」が大原則の株式ですが、こと積立の資産形成にあたっては価格の変動よりも、保有口数と平均購入単価が生命線。

長期的に決まった金額分だけ、毎月ファンドを買い付けていく「つみたてNISA」では、市場が下降相場のときに保有口数をドンドン増やし、その保有口数がゆくゆくは価格変動を均等化していく、「ドルコスト平均法」を活用していますので、株式市場の出来高に一喜一憂することなく、効果が最大限に活きてきます。

そして、その保有口数が後々ちょっとの価格上昇で、大きな成果を生み出していきます。

お花を咲かせるにも、種をまいてすぐに花は咲かないように、口座を開設しファンド選びを間違えず、時間をかけてゆっくりと資金を成長させれば、積み立ててきた時間を忘れるくらいの、大きな成果が十分期待できます。

あとは始めるかどうか。

投資を始めて積み立てた資金が、いずれは大輪の花を咲かせることを信じて。