早いもので、5月もそろそろ終わり。

あっという間に、2022年も半分が過ぎようとしています。

今年3月から始まった怒涛の「円安」相場も、いまはだいぶ、円売りパワーが弱くなってきたように思われます。(それでも、昨年から比べれば、だいぶ円安ですが)

ドル建て保険をご案内している SMILE AGAIN としては、保険料がかなり上がってしまう極端な「円安」局面は、お客さまのご負担を考えるとけっこう厄介な展開なのですが。

自給率の低い日本では、輸入品の価格も急上昇するし。

おかげで、このところ、ロシアのウクライナ侵攻に極端な「円安」が重なり、エネルギー価格ばかりではなく、食料品の値上げラッシュも続いています。

だけど、政府も日銀もこの歴史的な円安局面、表面上は懸念を抱いていても、いまのところ手を打つ気配ナシ。

以前もブログで発信しましたが、巨額の米国債を抱える日本政府と、インフレ(物価上昇)を目論む日銀としては、いまの円安局面も居心地が良いのかも。

まあ、政権が変われど、公的年金制度にしろ医療保険制度にしろ、日本政府はだいぶ前から国民の自助を掲げていましたから。

いくら円安進行が続こうとも、庶民はここを耐え凌ぐしかありませんが。

そんな中、4月に1ドル140円とか150円とかの声も聞こえてきましたが、ここにきてドル/円をはじめクロス円全般が、上下動の少ない「三角持ち合い」の様相に入ってきました。

5月の第4週目を見ても、この1週間、ダウ理論的にいうところの、1時間足でみても4時間足でみても、高値更新もしないし下値も掘り下げない、俗に言う「トレンドが出ていない」状態です。

こうなると、ドル円・クロス円には手が出しづらくなってきます。

異常に高かった「ドル・インデックス」もピークを付けた感があり、異常に低かった「円・インデックス」も底を打った感じがあります。

これが一過性のものなのか?

それとも?

やっぱりカギを握るのは、アメリカの国債金利でしょう。

5月の26日,27日と、極端なインフレ(物価上昇)懸念から強い下落基調だったアメリカの株価3指数(NYダウ・ナスダック・S&P500)が、値をしっかり戻してきましたので、5月30日以降、再び米国債金利の上昇が考えられます。

とすれば、またドル買い?

ドル/円の日足チャート的には、131円半ばを付けた後の調整局面にも見えますが。

5月24日火曜日に付けた、126円の30付近を割らなければ、下も無いような。

とりあえず来週以降、ドル/円・クロス円は持ち合いを抜けたほうに、ついていくべきかな。

FXで一攫千金を夢見る瞬間は、まだまだ続きます。

FXトレーダーさんのご意見もお待ちしております。