いま、全世界の注目を集めている「サッカー ワールドカップ カタール大会」。

ドイツ、スペインと優勝候補がひしめき合う「死のグループ」Eグループに入った我らが「森保ジャパン」は、戦前の予想を見事に覆し強豪ドイツ戦に続き、なんと、「無敵艦隊」スペインまでも見事に撃破。

誰もが想像だにしていなかった「ジャイアント・キリング」を2度も繰り返し、そして、いよいよ日本時間の今夜、決勝トーナメントのクロアチア戦に挑みます。

ここまできたのは「奇跡」ではなく「実力」かも。

ぜひとも今夜、クロアチアに勝利して次の一戦(たぶん、ブラジル戦)に進んでもらいたいもの。

いま、日本中がきっと、そう望んでいるでしょう。

これまでの戦いはドイツ戦、スペイン戦ともに、1点のビハインドからの逆転劇だっただけに、2点目を決めた瞬間や終了のホイッスルが吹かれたときは、日本中が歓喜に沸いた瞬間でした。

コスタリカ戦の敗北はあったものの、森保ジャパン が魅せた「最後まであきらめない姿勢」に、サッカーファンならずとも日本中がかなり勇気づけられたはず。

そして今夜も、アツい一戦に期待します。

ただ、金融市場でも「森保ジャパン」の快進撃で、歓喜に沸き立っているかといえば、決してそうではないところが、かなりガッカリ。

一部には「森保ジャパン」効果で株価が跳ね上がる銘柄もありますが、全体的に下降気味のようです。

じつは、森保ジャパン にとってワールドカップ初戦であった強豪ドイツ戦は、11月23日水曜日の「勤労感謝の日」で日本は祝日。

翌日、11月24日金曜日の日経平均株価は、28、500円を突破する勢いで上昇しましたが途中で失速。

後からチャートを見返してみれば、直近高値がこの日11月24日に付けた28,502円29銭で、ここからズルズル落ちる展開が続いていきます。

2戦目、コスタリカ戦があった11月27日は日曜日。

翌日の11月28日月曜日は、コスタリカ戦での敗戦が原因というわけではありませんが、一日下げ基調で終始。

劇的な勝利を勝ち取ったスペイン戦は、12月1日木曜日。

翌日、12月2日金曜日の日経平均株価は、前日の急上昇から打って変わって強い下落となり、スペイン戦での歴史的な勝利は、あまり日経平均とって関心のない出来事だったようです。

いまのところ、27,500円台から28,500円台を推移していますので、まだまだ高値圏をキープしていますが、このところチャートに陰線が目立つようになってきたのは急激な「円安」傾向が、だいぶ下火になってきたからだと言われています。

そんな中、マイナス金利の影響でながらく業績面での改善が困難と思われていた「銀行株」が、突如として息を吹き返してきたイメージがでてきました。

このことは、もしかするとみなさんの生活に、だいぶ影響してきますよ。

特に「住宅ローン」を組んでいる方々には。

よく株式相場は、「半年先を織り込んで動く」と言われます。

つまり、これから銀行関連の収益が改善されるのを見込んで、「銀行株」が買われて始めているということでしょう。

ここで、「どうして銀行の収益が改善されるの?」って思うでしょうが、銀行の業績に足枷をかけていたのは日銀がおこなっている「マイナス金利政策」です。

その「マイナス金利政策」は、日銀の黒田総裁が来年3月末で勇退することと、これからますます日本はインフレが進むことが予測され、そのインフレ抑制のため、以前から2023年中に「マイナス金利政策」を見直すだろうと海外投資家から言われてきました。

もし「マイナス金利政策」が撤廃されたら、各種ローンの金利はどうなる?

たぶん、想像に容易いと思いますが。

投資家たちは日本の「マイナス金利政策」が半年後には撤廃されており、その影響で銀行関連の業績が右肩上がりなると読んでいるようです。

はたして。

そうなったら、今「住宅ローン」を抱えている人々にとって、あるいは、これから「住宅ローン」や「奨学金」などを考えている人たちにとって、家計面でかなりのマイナス影響となってきます。

本当に「マイナス金利政策」が撤廃され、抱えている各種ローンの金利が上昇して、毎月の負担が増えたとしたら。

お客さまといっしょにライフプランニングをおこなうなら、「住宅ローン」の金利変動なども深読みしてご案内しないと、結局、苦悩するのはお客さまになるでしょう。

もちろん、その時の対策も同様です。

「マイナス金利政策」だけではありませんが、来年はさまざまな事が変わってきそうで、みなさんにとってかなり激変の時代を迎えるかもしれませんよ!