8月23日の経済シンポジウムにおけるFRB(米連邦準備制度理事会)パウエル議長の講演に全世界が注目していた最中、中国がアメリカ製品に対する追加報復関税を発表。
中国による追加報復関税にご立腹のトランプ大統領は、即座に対中関税(これがなかなか強烈)の新たな引き上げで対抗。
それによりNYダウは再び大幅安の前日比623.34ドル安の25628.90ドルで引け。
翌週東京株式市場ではそのあおりから一時20000円を割れが見えそうな20173円76銭まで下げましたが、何とか踏ん張って前日比449円87銭安の終値20261円4銭。
為替に至っては今年1月3日のフラッシュクラッシュでの安値を更新する年初来安値の1ドル104円46銭をつけました。
しかしその後の展開がもっと悲観的。
8月26日に突如トランプ大統領は「中国から2回電話を受けた。中国は取引を望んでいる」との発表を受け株も為替も急反発。
中国側からは電話協議を否定(そんな電話はしていない)する声明が報道されると、株も為替も再び急落。
すかさずまたトランプ大統領が「アメリカが中国と最高位レベルで電話会談した」と発表、株も為替も両国の発言が流れるたびに乱高下を繰り返します。
いま世界はアメリカ政府とゆうよりトランプ大統領と中国共産党とのライアーゲームに付き合わされている感じです。
外貨建商品を扱う側としては近年になく円高なので好機といえますが。
それと、8月23日は金曜日でしたが21時の日テレ系金曜ロードショーでジブリ映画の「崖の上のポニョ」が放映されていました。
先週8月30日にも同じく21時の日テレ系金曜ロードショーでジブリ映画の「天空の城ラピュタ」が放映されました。
これは個人投資家の間でまことしやかに囁かれているジンクスというか都市伝説的なものですが、日テレ系金曜ロードショーでジブリ映画が放映されるとその後のNY金融市場や翌週の東京金融市場で相場が大荒れするといわれています。
なんの根拠もありませんが、個人投資家の間では「ジブリの呪い」といっています。(ジブリファンの方ごめんなさい)
23日は先ほどのような急落がありましたが、30日はNY金融市場でこれといった大きな変動はなかったようです。
トランプ大統領は本日9月1日アメリカ時間午前0時1分(日本時間午後1時1分)に宣言どおり中国への制裁関税第四弾の追加関税を発動、中国も同時刻に報復関税を発動しました。
世界経済の減速などまったく眼中になさそうに見える両国の関税の応酬は、はたしてどうなるのでしょうか?
そして明日の日本の金融市場はどう動くでしょうか。
アメリカも中国もそろそろ終わりにしませんか。
世界の人々がそう望んでいると思いますよ。(私見です)