生命保険をご加入いただいたお客さまにとって、給付金請求をしても「給付金が出ませんでした」ということが過去にありました。

医療保険の場合、どちらの生命保険会社さんでも、もっとも基本とするベーシックな形が「入院」と「手術」です。

そこに特約というオプションを追加することで保障内容を充実できます。

例えば、先進医療特約とかガン一時金特約とか通院治療特約とか女性疾病特約とか、ひとつの医療保険に数種類のオプションを選択することによってさまざまな治療に対応することができます。

ただ、基本となるベーシックは部分「入院」と「手術」において、入院に関してはどちらの保険会社さんでも給付金請求に然したる違いはあまりありません。(古い生命保険は除きます)

一番給付金が出る出ないが分かれるのが手術給付金でしょう。

近年では医療の進歩で入院を伴わない手術も確実に増えてきています。

そして手術給付金の給付対象は保険会社によって、約款に記載されている88項目型(約600種類)と公的医療保険連動型(約1000種類)の2つに分かれます。

88項目型とは保険会社が商品ごとに手術給付金の範囲を自社で決めているタイプです。

公的医療保険連動型とは公的医療保険で対象になる手術は、ほとんどを保障するタイプです。

現在では公的医療保険連動型が増えてきましたが、いまだ88項目型も見うけられます。

そしてなかには公的医療保険連動型でも手術給付金の支払基準を絞っているケースもあります。

このように手術給付金は給付金を受け取るうえで一定の基準があるわけではなく、保険会社ごとに手術給付金の基準を決めています。

ですので2社に医療保険を加入していると、「こちらの保険会社は手術給付金が出たのにもう一つの保険会社は手術給付金が出なかった」ということが起こりえます。

一見すると同じように見える医療保険でも、ベーシックな基本部分の手術保障は保険会社によってかなりの違いがあります。

医療保険の基本部分ですら保険会社によって出たり出なかったりがありますので、特約などは保険会社によって支払基準にかなりのバラツキがでてきます。

私どもは今日まで3社の生命保険商品に携わってきましたが、一番最初の生命保険商品では手術給付金が他社と比べて出ないことが多く、よくお客さまに怒られていました。

イヤな思いをするのは私ではなく、お客さまだと思います。

そのうえ、お客さまの信頼も薄れていきます。

せっかく私の説明を聞いていただき、ご加入いただいてお金をご負担いただくのですから、私が見て最良の商品をご説明したいと思ったとき、たどり着いたのが今の生命保険会社さんです。

自身をもってお勧めできる商品ラインナップです。

「少しでも掛金の安い保険にしたい」と思う気持ちは、生命保険を選択するうえでの重要な要素かもしれません。

しかし、「何のために生命保険を考えているのか」よりも優先すべきではないと思っています。

もし生命保険をご検討中でしたら、私どものご説明をお聞きいただいてから他社さんに行かれてはどうでしょうか。

けしてお時間をムダにはさせませんよ。