11月も中旬を過ぎ日差しは暖かそうですが、やっぱり外に吹く風は冷たさを感じます。
一歩一歩冬に向かっていることが実感できます。
2020年バージョンのSMILE AGAIN オリジナルカレンダーをお客さまにお届けしているのですが、猛威をふるった台風19号から1か月以上経過してもいまだ被害に遭われたお宅からの使えなくなってしまった日用品が、集積場で処理されないままゴミの山となっている姿を目にします。
これから集積場に集められた災害ゴミは徐々に処理されていくのでしょうが、こんな災害によるゴミの山を見るのは約9年前の東日本大震災以来です。
今回の台風19号が残した爪痕の大きさを、まざまざと思い知らされます。
いまだ避難所生活を余儀なくされている方々も多いので、一刻も早い平穏な日常生活への復帰を心よりお祈り申し上げます。
台風19号は人々の平穏な生活だけでなく、企業活動や交通機関、農作物や観光事業などさまざまな分野において多大な被害を及ぼしていきました。
その直接の原因は台風19号ですが、2次的要因は地方を中心に河川の堤防やダムなどのインフラが未整備あるいは老朽化が指摘されています。
今後政府が9月の千葉県を直撃した台風15号や東日本で猛威をふるった台風19号での被害の教訓を踏まえ、どれだけ台風災害への費用が政府歳出に追加できるかが問われることになるでしょう。
もし国債発行を増やして防災インフラ投資の財源を確保するとすれば、いまのゼロ金利国債なら低いコストで整備できることになります。
そのうえ日銀の国債購入が増え、もともと日銀が描いた金融緩和路線の効果が見られるかもしれません。
この先も気候変動による脅威的な自然災害は、減る要素が思い当たらないので今回の台風を経験なさった方々の不安はなかなか消えないと思います。
はたして今回の台風被害による今後の防災インフラへの投資を、安部政権がきちんと財源を確保して歳出拡大を考えるかにはなってきますが。
今、安部総理はそれどころじゃないですかね?