私ども 生命保険代理店 SMILE AGAIN のホームページで、初期のブログを読んだことがある方はご存知かと思いますが、ご夫婦で生命保険のご相談を承っていると必ずといっていいほど奥さまの死亡保障は「必要なし」とのお考え、あるいは「最小限」に抑えようとする傾向があります。
家計を気遣ってのことだと思いますが、実際は奥さまの死亡保障は大変重要だと考えております。
とくに、お子さんも生まれて新居を構え、これからいろいろな面で新たに将来を見据え始めたご夫婦には。
なぜか?
まことに失礼ながら、お子さんの養育費や住宅ローン、日々の生活費など、家計を支える旦那さまに、もし万が一のことがおこったら、それはもう一大事です。
その時点でライフプランを形成するすべてのプログラムがリセットされてることになります。
そのために遺族厚生年金など遺族年金制度を踏まえて、以後の生活に不足しそうな資金やお子さんの進学費用など、ライフプランを考慮しながら保障額を設定していきます。
そして、必要保障額とご予算に見合うようご提案を進めていくのですが、医療保障やガン保険なども合わせてご検討いただくことが多いので、理想を目指せば大抵はご予算をオーバーしてしまいます。
死亡保障や医療保障、ガン保険など、なるべく必要とされる保障金額はお持ちいただきたいので、商品選択を変えてみたり払込み期間で調整してみたりします。
保障内容に対する月々の保険料はご納得いただくまで、何度もシュミレーションを重ねていきます。
もちろんこの間、お客さまのご意向もありますので、ご提案内容を持ち帰っていただき、一度お客さまの腹に落としてもらいます。
そんな感じで、お客さまのライフプランニングとその中から見えてきた障壁となりそうな不安要素に対し、対策をお客さまといっしょに考えていくのですが、冒頭でもお伝えしたように奥さまの死亡保障となると俄然トーンが落ちるというか、「あまり必要ではない」あるいは「最低限で十分」というお考えをお持ちのご夫婦が多いようにも思います。
が、本当に必要ないのでしょうか?
実際はそうではありません。
ご夫婦それぞれ何事もなく、生命保険なんか使うことのないような人生だったら、それが一番理想的です。
ご夫婦の内どちらか、「若いうちに亡くなってしまう」なんて、あんまり考えたくもありません。
ただ、今日まで私どもが生命保険業界を長い間歩んできた道のりの中には、残念ながら少なからずいらっしゃいます。
もし旦那さまがお亡くなりになってしまったら?
住宅ローンなどはほとんど旦那さまが組むケースが多いと思いますので、団体信用生命保険に加入し、もし旦那さまがお亡くなりになってしまったら住宅ローンは相殺されるようになります。
厚生年金に加入していれば、旦那さまがもしお亡くなりになってしまったときに、遺族厚生年金が奥さまに支給されます。
お子さんが満18歳未満なら遺族基礎年金も支払われます。
じゃあ、もし奥さまがお亡くなりになってしまったら?
今の時代、仕事をやりながらお子さんのお世話もし、家事全般も無難にこなせる旦那さまもいるかもしれません。
ですが、
大変失礼なお話にはなりますが、奥さまがお亡くなりになってしまったら住宅ローンもそのままですし、奥さまが厚生年金に加入していても55歳未満の旦那さまには遺族厚生年金は支払われません。(満18歳未満のお子さんがいる場合、遺族基礎年金は支払われますが)
それでも支出はあまり変わらないはず。
奥さまがいらっしゃらないことで逆に増えるかもしれません。
そのうえ、奥さまに収入があるのなら間違いなく家計の総収入も減少します。
なによりお子さんにとって、旦那さまや奥さまは世界でたった1人。
お子さんには旦那さまや奥さまの代わりなど、この世には存在しません。
「もしも」を考えるのなら死後の整理資金も含め、残されたご遺族ためにも旦那さま同様とまではいかないまでも、奥さまにも同じように死亡保障をお考えいただくことが望ましいと、私ども 生命保険代理店 SMILE AGAIN は考えております。
私どもが見てきた世界は、旦那さまがいなくなってしまった時より、奥さまがいなくなってしまった時のほうが辛そうな世界。
そのことだけはお忘れなく!