以前も何度か私どものブログでも取り上げましたが、数年前より、お客さまのお誘いで「ヘラブナ釣り」を始めました。
ここ2年ほど「ヘラブナ釣り」もほとんどやっていませんが、釣り自体、東日本大震災が起こる前まではけっこう頻繁にやっていました。
当時やっていた釣りといえば、沖防に渡っての「クロダイ釣り」か、鮫川河口付近や常磐共同火力の吐き出し、新舞子、関田海岸からのサーフで「ヒラメ」や「シーバス(スズキ)」、あるいは堤防からの「アオモノ(ヒラマサ、カンパチ、ブリなどの回遊魚)」を狙ったルアーフィッシングがメイン。
ですので、「釣り」という大きな遊びのジャンルで捉えると、道具はたくさん持っています。
ただ、「ヘラブナ釣り」はやったことがありません。
そのうえ、「ヘラブナ釣り」をナメてました。
ヘラブナくらい簡単に釣れるだろうと。
ところが、知り合いに道具を借りて、初めて向かった茨城の管理釣り場「湯崎湖」で、周りの人たちが釣りまくっている最中、私だけが一向に釣れません。
最初は、「ふん、そのうち釣れるさ!」と余裕をカマしていましたが、何時間たっても私の竿が曲がることはありませんでした。
見かねた同行者が、「こういう風にやって」、「エサはこれとこれ使って」、「ハリスの長さはこれくらい」などとレクチャーしていただき、ようやく人生はじめてのヘラブナを私の竿に乗せることができたのですが。
その日釣れたヘラブナは3匹。
同行者は80匹以上釣りあげているのに。
そして気づいたことは、「いままでの釣り」とはまったく違うこと。
釣りを知らない人からすれば、「ヘラブナ釣り」も「クロダイ釣り」もルアーでの「ヒラメやシーバス釣り」も、全部同じ「釣り」に映るかもしれません。
ただ実際は、「ヘラブナ釣り」も「クロダイ釣り」もルアーでの「ヒラメやシーバス釣り」も、それぞれがまったく違うジャンルの釣り。
同じような感覚で釣りをしていても、多少は何とかなるかもしれませんが、その道の上級者になることはムズカシイでしょう。
それは感覚的なことだけでなく、道具や仕掛け、エサ使いなどの全般にも言えることです。
いくらメジャーブランドでハイエンドモデルの高価なシーバスロッドを持っていたとしても、そのロッドでは「ヘラブナ釣り」になんの役にも立ちませんし、どんなにシルキィで滑らかな巻き心地と驚異のドラグ性能を誇る最新のリールでも、「ヘラブナ釣り」の前では「無用の長物」でしかありません。
もし、やろうと思えば10フィートのシーバスロッドで「ヘラブナ釣り」ができるかもしれません。(使ったことはありませんが)
それでも、「ヘラブナ釣り」専用に開発された竿があるのに、わざわざ、「持っているから」という理由だけでシーバスロッドを使う必要もないでしょう。
使ったとしても、それはあくまでも「代用品」の域を越えられませんし。
この、「ヘラブナ釣り」での経験、一見すると仕事とはまったく関係のない話に聞こえるかもしれませんが、じつはお客さまにライフプランニングをご案内する際の考え方として、私の中では十分に活かされております。
人生の中で最大の資金需要といわれる、「教育」・「住宅」・「老後」。
この3つはすべて、「将来使うため」に必要とされる資金であり、そのための充電期間としてお金を貯める「貯蓄」という行動をとらなければなりません。
「じゃあ、どうしたらいいの?」。
その答えは、ご相談する相手の職業などにより、さまざまなご提案を持ちかけてくることが考えられます。
もしかすると、「何が正解で何が失敗」とか、ないかもしれません。
が、しかし、皆さまを取り巻く情勢は常に変化してきました。
もはや、2016年以前のセオリーなど、いまの金融の世界では通用しません。
だ・か・ら、
「教育」・「住宅」・「老後」の三大資金重要に対して、「外貨建て保険で備えましょう!」とか「変額保険なら資産形成にピッタリ!」などというご案内は、SMILE AGAIN では冒頭の「ヘラブナ釣りにシーバスロッドを使っている」ようなもの。
貯蓄を目指すなら、貯蓄を目的として開発された金融商品にまずは目を向けるべき。
「外貨建て保険」や「変額保険」は生命保険。
「外貨建て保険」や「変額保険」をご提案するなら、保障から入らないと。
それが私ども 生命保険代理店 SMILE AGAIN の答えです。
「外貨建て保険」や「変額保険」も貯蓄機能はありますが、それはあくまでも「代用品」でしかありませんから。