アメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)が、今後の金融政策を決めるFOMC(公開市場委員会)にて、2022年3月から0.25%へ政策金利を引き上げる「利上げ」を決定。

8%に迫る勢いのインフレ(物価上昇)率に悩まされいるアメリカは、なんとか、そのインフレ(物価上昇)を抑え込もう必死です。

しかも、年8回おこなわれるFOMC(公開市場委員会)にて、もしかしたら開催ごとに「利上げ」がおこなわれる公算も濃厚。

そのうえ、次回のFOMC(公開市場委員会)では、次回は「0.50%」の利上げをFRBのパウエル議長が示唆するなど、アメリカを苦しめるインフレ(物価上昇)に対して、その抑え込み方が継続的におこなわれることを見込んだ金融市場は、意外にも強気な展開を見せています。

利上げの影響で落ち込むかに見えた株式市場も、案外堅調。

暴落が囁かれた「NASDAQ」や「S&P500」は、意外にも踏ん張っています。

ただ、驚愕は「為替相場」でしょう。

昨日、2022年3月22日の為替相場は、先週の利上げ観測からか、強烈な上昇劇、急激に突き上げる脅威の「昇竜拳」が発生します。

おかげでFXでは、昨日だいぶヤラレました。

そこまで高騰するとは、思ってもみなかったので。

とくに、円がらみのトレードでは、ロスカットまではいかなくても、「売り」で入った人々には「損切り」が多発したのでは?

季節外れの雪が舞い落ち、なかなか身動きが取れなかった3月22日でしたが、チャートを見れば朝からしっかりトレンドが出ている、「上昇相場」なのがわかります。

ここは、過去、何度も突き破れなかった「158円20銭」の壁を突き抜けたポンド/円に注目し、ジッと機会をうかがうと、22時くらいに1時間足でちょっとしたクロス型のローソク足が現れます。

「そろそろいったん下目線?」と勝手に思い込み、チャートを凝視。

その後、調子に乗って、159円半ばあたりから「売り」でエントリーするも、もう下がる気配なし。

そして、あっという間に160円台に到達。

あえなく損切り!

その後、160円の20あたりから再び入り直しても、そこまでいかないと思った161円台に、やすやすと乗っかって、またもや損切り!

なんとも、予想しがたい展開に翻弄され、だいぶ資金が消えていきました。

昨日1日だけでポンド/円は「4円上げ」と、恐怖の上昇チャートを作りあげています。

先週あたりから「売り」で含み損抱えていた方々には、非常に大きなダメージとなったんではないでしょうか?

ドル/円の上昇も、もちろん凄かったのですが、やっぱり「殺人通貨」や「悪魔の通貨」といわれるポンド/円の恐ろしさを、まざまざと見せつけられた時間になってしまいました。

どうしても性格がひねくれている分、逆張りしてしまう私。

黙って流れに乗っかっていればいいものを。

皆さんは、FXなんて、やらないほうがいいですよ!

外貨建て商品をご加入のお客さまには、好機となりますが!